2017
05.27

神様がくれた病気

Category: ひとりごと
母の野辺送りの日は
悲しいくらいいいお天気でした

十数年前に認知症を発症してから
だんだんと母が母でなくなっていく様を

時には悲しく思いながら
時には長引く介護にいつまで続くのだろうと
苦々しく思いながら
決して親孝行娘とはいえない私は
淡々と見ていました

けれども最後の一年は
認知症特有の多幸症だったのか
天使のほほえみを浮かべて

長年の介護のつらさを忘れ
愛しいと思えるほど
私を和ませてくれました


認知症は神様がくれた病気と言われます

辛かったことも
悲しかったことも
痛いことも
怖いことも
すべて忘れて
でも きっと
楽しかったことと
愛した人は最後まで忘れなかったと
わたしは信じています


5月16日
その日は天国から
父が迎えに来ていました
母がしきりに天井を指さしていましたから

やっと
お父ちゃんのところへ行けるんやね
体をさすり続ける私に
ゆっくり寝やして
と言ったのが母の最後の言葉でした


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